今回は、不動になった中古の電動キックボードを購入しましたので、そちらの修理から公道仕様にかけていく流れについて書いてみます。
高性能な電動自転車や電動キックボードは、原付の新車購入ぐらいの値段になっていますね?そのお金出すなら新車のスクーター購入してしまうと思うので、とあるフリマサイトとみていると不動になった電動キックボードを購入してみました。
落札した商品はこちらのモデルです。このままでは公道を走ることはできません。
現在楽天では売り切れで販売していないようですが、ヤフオクなどで売られているようです。
状態チェック
購入しましたので、早速状態をチェックしました。以下の点を確認できたので、メモしておきます。
・非常に重い。総重量が37kgあるらしく、一般の男性でも持ち運びが面倒くさいと感じます。女性ならば持ち運びは難しいでしょう。また、バッテリーは鉛蓄バッテリー4個搭載(10kgになります。)しています。
・外装は、野ざらしにされていたようで錆の進行がひどく、至る所で錆びて固着しています。本体フレームにも錆がでているので、何らかの対処が必要です。
・電装系に関してはヒューズもきれているようで、状態は全く分からない。
・前後のタイヤがブレーキキャリパーに擦っているような状態となっており、正しく位置調整がされていない。また、ブレーキローダーが歪んでいる。
・後輪に付属しているスプロケットが歪んでいる。
・後輪に付属しているブレーキキャリパーのボルトが壊れているため、若干ずれてブレーキローダーにあたってしまう。
中古だから歪んでいるというわけではなく、どうやら初期状態でも品質はよろしくないらしい。上位版にZEUSというキックボードがありますが、おそらく状態は一緒のような気がします。
とりあえず、このままでは何もわからないので、構造把握も兼ねて錆取りを兼ねてパーツをばらしていきます。
必要な工具は?
パーツをばらすにあたって、使用した工具類を紹介します。
1.六角棒レンチ
100均で購入したものを私は使用しました。自転車ベースで作成されたためか、六角穴ボルトが多用されています。
2.プライヤー
100均で購入したものを私は使用しました。固着ボルトを回す際に使用しました。
3.モンキーレンチ
100均で購入したものを私は使用しました。固着ボルトを回す際に使用しました。
4.ラチェットレンチ
4.潤滑スプレー
取り外し方法は?
工具を使ってはずしていきます。錆によって固着がひどい場合にはこちらの動画のようにして、ボルトを外していきいます。
もし固着がひどくボルトをなめてしまった場合には、色々な方法がありますので、一部を紹介します。
想像以上に固着部分が多く、途中でギブアップすることになりました。
分解していて気づいたことは、使用しているネジ・ボルトが鉄製なので至る所で錆びています。今後使用していくことを考えると、鉄製のネジ・ボルトは捨ててステンレス製に変更する必要がありそうです。
参考までに、こちらのキックボードで使われている六角穴ボルト、ナットの代替品を一部紹介します。
こちらの電動キックボードで使用している鉄製のネジ、ボルトから、あまりメンテナンスのことを考えた作りにはなっていないようでした。また、画像は出していませんが、シートポスト、ハンドル部分、ブレーキのローターも全部さびていました。
総合的に品質を見ても、こちらの電動キックボードを新品で購入することはお勧めしません。ただし、自分でメンテナンスできる方はお遊びとしていいかもしれません。
楽天のレビューにもあるように、ネジ・ボルトの交換をしてから利用するとのコメントがありました。このことを想像すると、使い捨て感覚で製造されたものなのかな?と感じてしまうと同時に、メンテナンスせずに利用していると事故を起こしそうで怖いです。