今回は、電動キックボードのバッテリー交換について書いてみます。
前回までは内部パーツの配置、外装について記事を書いていましたが、今回はバッテリーの交換を試みてみました。
中古で購入した関係上、バッテリーが長時間放置されていたようで自然放電がかなり進んでいたようです。そこでその状態を解消すべく、バッテリー交換を試してみます。
■バッテリーの充電状態の確認ってどうするの?(電圧編)
バッテリーの充電状態を知る方法として手軽なのが、『テスターで端子電圧を測る』です。
12Vバッテリーで、10.5Vを残量0%、13.5Vを残量100%として、バッテリーの残量とフル充電までの充電時間の目安を段階的に書き出してみましょう。
・バッテリーの電圧と残量、充電時間の目安
13.5V、残量100%、充電は不要
13.2V、残量90%、 容量の1割の電流で0時間45分
12.9V、残量80%、 容量の1割の電流で2時間00分
12.6V、残量70%、 容量の1割の電流で3時間15分
12.3V、残量60%、 容量の1割の電流で4時間30分
12.0V、残量50%、 容量の1割の電流で5時間45分
11.7V、残量40%、 容量の1割の電流で7時間00分
11.4V、残量30%、 容量の1割の電流で8時間15分
11.1V、残量20%、 容量の1割の電流で9時間30分
10.8V、残量10%、 容量の1割の電流で10時間45分
10.5V、残量0%、 容量の1割の電流で12時間00分
バッテリーの劣化具合や環境などによって変ってきます。
フル充電で14Vほどになる場合もありますし、13.5Vにならない場合もあります。
必要な工具は?
1.バッテリー
12V7.2Aのバッテリー4個を直列につなぐことで、48V7.2Aのバッテリーに対応させています。標準のバッテリーではバッテリーの接続部分がホットボンド固定になっていますが、こちらはF2ファストン端子で簡単に接続できるようになっており、接続部分を切断させる必要がないので便利です。
交換方法は?
もともと下の図のようにバッテリー4つが直列で接続されているので、それと同じように直列で接続するようにします。
ただし、接続の際にバッテリー同士を結ぶケーブルには、従来通りのボンド接続ではなく、F2ファストン端子をつけて今後のバッテリー交換がしやすいように端子を圧着させます。
参考動画をおいておきます。
不要バッテリー処分方法は?
基本的には処分する際には費用が掛かりますが、資源として回収するところがあってそちらでは無料回収してもらえます。
詳しい詳細はこちらを参照してください。
ここまでバッテリーの交換を推奨していますが、死んだバッテリーをよみがえらせる方法もあります。興味があれば、こちらの記事を参考にしてみてください。
最後に
今回は鉛蓄バッテリーの交換を行いましたが、重量は10㎏と重いです。次回はリチウムバッテリーに変更するようにしたいです。