今回は、電動キックボードのコントローラーユニットの交換について書いてみます。
前回までは内部パーツの配置、外装について記事を書いていましたが、今回はコントローラーユニットの交換を試みてみました。
購入初期状態からついているコントローラーユニットには、ブレーキランプ拡張ケーブル、キーシリンダー拡張ケーブルが付属されていません。そこで、機能拡張しやすいようにコントローラーユニットを交換してみます。
上が新しいコントローラーユニットで、下が古いコントローラーユニットになります。
必要な工具は?
1.コントローラーユニット
Amazonに該当商品がなかったので、メルカリ上で販売されているこちらのアイテムを紹介します。一点限りなので、売り切れていたら別のところで探してみてください。
2.2極カプラー
オンオフスイッチのカプラー(オス、メス)にはケーブルが2本にもかかわらず3極カプラーが使われていますので、それをこちらの2極に変更しておきます。変更の際、他のカプラーと違いが分かるようにカプラーにスイッチ用とマジックで書いておくと非常にわかりやすく便利です。
2.3極カプラー
スロットルのカプラー(メス)には4極カプラーが使われていますので、それをこちらの3極に変更しておきます。上で使われていた3極カプラーを流用すれば特に購入することはありません。
※おそらくですが中国製のコネクタ端子は防錆加工されていないので、すぐ錆びやすい印象です。可能であれば、金属製コネクタ端子は日本製の防錆加工コネクタに交換すると長持ちすると思います
交換方法は?
まず、車体の中央部にあるプレートをはずします。合計で10か所程度6角穴ボルトで固定されていますので、すべて外します。
プレートを外した後、下の図のようにケーブルに混じって画像上部にコントローラーが接続されていますので、そちらを外します。その際、どこにどれが接続されていたのかをわかっておくためにテープ張るなりしてメモしておきます。
ちなみに標準搭載されているコントローラーユニットですが、モーターケーブルに常時電源流れている状態になっており、非常に危険です。そのため、何らかの要因でスイッチ部分が故障したときにキックボードが暴走する事故が起きているようです。
次に新しいコントローラーを接続します。こちらも同様に、どこにどれが接続されていたのかをメモを確認しながら接続します。ただし、接続前に以下の2点での加工が必要になりますので、事前に加工しておきます。新しいコントローラーでは常時モーターに電流が流れている状態になっていませんので、暴走する恐れはありません。
1.スロットルカプラーの変更
スロットルのカプラーには4極カプラー(赤、青、黒、緑ケーブル内臓)がつかわれていますが、コントローラー側に合わせる必要があるのでコネクタ端子を抜いて3極カプラー(赤、黒、緑)に変更します。
コネクタ端子の交換には苦戦すると思いますので、わかりやすいブログを紹介しておきます。
2.オンオフスイッチカプラーの変更
オンオフスイッチのメス側カプラーには赤(電源)、黒(アース)が3極カプラーが使用されていますので、これを赤と黒ケーブルだけを使う2極カプラーに変更します。変更する際、コントローラー側の赤はオンオフスイッチの赤に、青はスロットケーブル内で使われている青に接続するようにしておきいます。
最後に
勝手にアクセルが入って止まらなくなる問題が発生する可能性が初期のコントローラーにはありますので、それを避けることができます。
比較的簡単に交換できますので、見直してみてはいかがでしょうか?