今回は眠っていたインクジェットプリンタを使いたいので、古いPCにLinuxを入れてみました
最初に言っておきますよ?
消費電力を少なく抑えてUSB3.0接続でHDDをつなぎたいならば、ラズパイがオススメですよ?
さて、今回インストールする対象PCはDELL Inspiron 630M

インターフェース類はUSB2.0×4,IEEE1304,10/100Base-txLAN,Celeron向け Intel(R)Pro/Wireless 2200BG Network
状態を確認したところ、以下のパーツが壊れているようだ
・液晶漏れ(左半分しか映らない)
・キーボード壊れ(Esc,F1が故障)
・CPUファン軸ズレ
・HDD故障(しかもIDE接続)
・付属のMini PCIカード
下手に修理したところで費用が掛かるので、最低限で使える状態にする予定
準備したもの
・Debian用ISO(32Bit)
古いPCのため、i386。32bit対応のLINUX OSを探したところ、サポートを終了・更新ストップをする流れが出来ていたので、現在もサポート対象としているDebianを選択(当方は11.4)
標準搭載のIntel PRO/Wireless 2200BG Network ConnectionをWifiとして使いたい人はこちらのイメージをご利用ください ※転送速度はMAX54Mbps
・CPUファン
購入するか修理するかは不明だが、型番はこちら
3ピンの別CPUファンで行けるか試したいので購入後にお試し
・HDD Sata用USB3.0ケーブル【家にあったもの】
以前にSSD化したとき用のケーブル(3.5HDDには対応してません)
・HDD変換アダプタ
転送速度を考えると、今後ノート側でSATAを使わせるにはIDEとSata変換の下記のアダプタをつける必要あり
・HDD【家にあったもの】
ノート用の2.5IDE HDDがないので眠っていたSataを使用 接続はUSBケーブル
・無線LAN USB【家にあったもの】
環境構築作業
3つのパートに分けて説明します
①USBメディアの作成&起動準備
起動ディスクの作成は動画のようにすればOK
次にUSB起動するためにBIOSの設定を変更します
液晶は半分見えず、Escキーが壊れているので絶望的になっていましたが、解決方法を発見
1.VGA端子から外部出力することでBIOSが画面が見えます(フタを閉じれば)
2.BIOSの設定は「Alt+F4」を押せばEscキーと同じ働きをすることを発見したので、USBデバイスのブート優先順位を一番上にして保存
②CPUファン撤去
軸ズレ騒音がひどい。別ファンで冷やせばいいので取ります
分解の際に参考になる動画はこちら

③インストール作業
これが一番と手こずったのですが、まず64Bitマシンに慣れすぎてこちらのマシンが32Bitマシンの事を忘れていた。画面とキーボードが壊れており、CUIで出来ないかもしれないのでGUI用にメモリを2GBに増設
想像以上にインストールに時間がかかりました(このスペックで1時間程度)熱暴走でインストール途中でPCが落ちなり、間違ってコンセントを抜いたり等
無線LANドライバのインストールで結構時間がかかりましたので、ここは別記事にしておきます
そして、不要な起動プロセスをカットして起動時間を短縮させました
systemd-analyze blame
systemd-analyze disable <不要なサービス>
最後に
この後にSamba,CUPS,バックアップ用にGpartedのインストール、設定やプリンタドライバの設定で色々苦労したのですが、眠っていたプリンタのインク切れとヘッドの目詰まりに遭遇。
そして、今後もプリンタを多用する予定もなくまた目詰まりを起こしそうなので、プリンタの利用はやめました。
ただ、個人利用ならばバックアップサーバで使えるかもしれないので、そのまま置いておこうと検討中
参照サイト


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